TOEIC Part 5: 受動態のパターン完全攻略ガイド

TOEIC Part 5は、文法・語彙力を短時間で問われるセクションであり、特に「受動態(Passive Voice)」の知識は得点に直結します。このガイドでは、TOEIC Part 5における受動態の様々なパターン、出題意図、そして効果的な対策法を、具体的な演習問題と共に徹底解説します。

TOEIC Part 5 受動態の重要性

TOEIC Part 5では、文の主語と動詞の関係、時制、品詞などを正確に判断する能力が求められます。受動態は、動作の主体よりも対象に焦点を当てたい場合や、動作の主体が不明確・重要でない場合に使われるため、ビジネスシーンにおいても頻繁に登場します。これを正確に理解し、選択肢から正しい形を見抜くことは、Part 5だけでなく、Part 7の読解スピード向上にも不可欠です。[[HUB:grammar]] [[HUB:part5]]

受動態の基本形とBNP(Be動詞 + Past Participle)

受動態の最も基本的な形は、「Be動詞 + 過去分詞(Past Participle)」です。主語が「~される」という受け身の意味になります。

基本時制における受動態

- 現在形: am/is/are + 過去分詞 (e.g., The report is reviewed.)
- 過去形: was/were + 過去分詞 (e.g., The decision was made yesterday.)
- 未来形: will be + 過去分詞 (e.g., The new policy will be announced soon.)

現在完了形・過去完了形における受動態

- 現在完了形: has/have been + 過去分詞 (e.g., The system has been updated.)
- 過去完了形: had been + 過去分詞 (e.g., The issue had been resolved before the meeting.)

TOEIC Part 5 受動態の出題パターン

TOEIC Part 5では、単なる基本形だけでなく、少し応用的な形や、助動詞、進行形、不定詞、動名詞などと組み合わせた受動態が頻出します。

助動詞 + be + 過去分詞

`can be + 過去分詞`, `must be + 過去分詞`, `should be + 過去分詞` など、助動詞の後には `be動詞` の原形が来ることがポイントです。

進行形 + be + 過去分詞

`am/is/are being + 過去分詞` (現在進行受動態), `was/were being + 過去分詞` (過去進行受動態) の形も注意が必要です。これは「現在~されている最中である」「過去~されている最中であった」という進行中の受動的な動作を表します。

不定詞・動名詞の受動態

- 不定詞: `to be + 過去分詞` (e.g., It is important to be notified.)
- 動名詞: `being + 過去分詞` (e.g., I enjoyed being praised by the boss.)

受動態を狙った文法問題の解き方

Part 5で受動態の問題に遭遇した場合、以下のステップで解き進めましょう。

1. 主語と空欄の関係を把握する

文の主語が「動作をする側」なのか、「動作をされる側」なのかを判断します。もし「される側」であれば、受動態の可能性が高いです。

2. 動詞の形に注目する

空欄が動詞部分にあたる場合、Be動詞 + 過去分詞の形になっているか、またはなるべきかを考えます。選択肢に `be動詞` の形(am, is, are, was, were, be, being, been)と、`過去分詞` の形が混在している場合、それらの組み合わせを検証します。

3. 時制と主語の数(一致)を確認する

文脈から適切な時制を選び、主語と `be動詞` の数(単数・複数)が一致しているかを確認します。[[GUIDE:related]]

TOEIC Part 5 受動態 実戦演習

**問題1:** The new marketing strategy ______ by the committee next week.
(A) approved
(B) approving
(C) will be approved
(D) approves

**解説:** 文末の `next week` から未来であることがわかります。主語 `The new marketing strategy` は「承認される」側なので受動態が必要です。未来の受動態は `will be + 過去分詞` なので、(C) `will be approved` が正解です。

**問題2:** All employees are required ______ the safety regulations before entering the laboratory.
(A) to read
(B) reading
(C) to be read
(D) read

**解説:** `are required` という受動態の後には、通常 `to不定詞` が続きます。ここでは「(従業員が)規則を読む」という能動の意味なので、`to read` が適切です。

**問題3:** The old building ______ renovated for the past six months and is almost complete.
(A) has been
(B) is
(C) had
(D) was

**解説:** `for the past six months` という表現は、過去のある時点から現在まで継続していることを示唆します。これは現在完了形(完了、継続、経験)の形が適しており、ここでは「(建物が)~されてきた」という受動態なので、`has been` が正解となります。[[HUB:part5]] [[PRACTICE:grammar]]

よくある間違いと学習のポイント

* **能動態との混同:** 主語が「〜する」のか「〜される」のかを正確に判断できない。
* **時制の誤り:** 文脈に合わない時制の `be動詞` を選んでしまう。
* **過去分詞の形:** 不規則動詞の過去分詞を間違える。
* **不定詞・動名詞の受動態:** `to be + 過去分詞` や `being + 過去分詞` の形を覚えていない。

まとめと次のステップ

TOEIC Part 5の受動態は、基本形から応用形まで幅広く出題されます。今回解説したパターンをしっかりと理解し、多くの問題を解くことで、確実に得点源にすることができます。日々の学習に、模擬試験や問題集での演習を取り入れ、弱点を克服していきましょう。[[HUB:study-plan]] [[HUB:score-900]] [[PRACTICE:part5]]